船や刀の名前のようなものが多いです
杏は船や刀のような和名が多いです。
また、杏は品種によって加工の仕方がずいぶんと変わるそうですよ。
種類 | 読み | 備考・説明 |
---|---|---|
アリーリル | 米国で1957年に育成。1967年以前に日本に導入されたとされる。 | |
カーチス | 平均的な果実ではあるが、甘みが強く生食に適している。 | |
ゴールドコット | 『パーフェクション』の実生から選抜された。生食に適しているが、日持ちはしない。 | |
さつき | 長野県で育成。『平和』と『昭和』を交配させてできたもの。 | |
サニーコット | 大変大きな果実で甘味、酸味のバランスが良い。 | |
ニコニコット | やや大きめの果実。甘味が多く酸味が少ないため味はいい。 | |
ハーコット | 『モールデン604』(カナダ産)と『NJAI』(フェルブス×パーフェクト)の交配実生。果実は大きく甘いため、生食に優れている。 | |
ライバル | 米国で育成された。(Tilton×Riland)×Perfectionの交雑品種。 | |
稲玉丸 | いなだままる | 佐竹丸と同じで長野県で栽培されている在来種。 |
勘四郎 | かんしろう | 松倉勘四郎しが在来種の中から選抜。 |
鏡台丸 | きょうだいまる | 大正時代に長野県で在来杏の実生として発見された。干し杏、ジャム、シロップなど多様に使われています。 |
幸福丸 | こうふくまる | 日本と欧州系杏の自然交雑種。欧州系杏の特性を持つ。 |
広島大実 | ひろしまおおみ | 広島県産の杏の種類。 |
甲州大実 | こうしゅうおおみ | 山梨県で偶発実生として発見された。加工用種として扱われている。 |
紅浅間 | べにあさま | 『平和』の自然交雑種実生。葉の色が濃い赤色になる。 |
佐竹丸 | さたけまる | 長野県で栽培されている在来種。果実は小さく酸味は強く加工品に利用される |
在来種 特に名称なし |
ざいらいしゅ | 昔からあり、育てやすく病害虫に強い。果実は小さく酸味が強いため、あんず干しに適している。 |
山形3号 | やまがた3ごう | 山形県で発見されて昭和初期から生産。生食向けで日持ちはいいが、加工には適していない。 |
昭和 | しょうわ | 昭和15年頃、偶発実生を発見。酸味が強いため、シロップ漬け、砂糖漬け、ジャムなどに使われる。 |
信月 | しんげつ | 1961年に長野県で『新潟大実』と『チルトン』の交雑実生を交配したもの。 |
信山丸 | しんざんまる | 栽培する農家も少なくなり、市場にあまり出回らなくなった幻の品種。生食でもいいが酸味が強いため、シロップ漬けやジャムなど加工も良い。 |
信州大実 | しんしゅうおおみ | 「新潟大実」と「アーリーオレンジ」の交雑実生。果実は大きく肉厚で生食にも適用。 |
信陽 | しんよう | 『山形3号』と『勘四郎』の交雑実生。基本的に生食用品種。 |
新潟大実 | にいがたおおみ | 新潟原産で昭和初期から生産されている。酸味が強く生食に適していない。 |
麦黄準杏 | ばくおんじゅんきょう | 中国原産の品種。 |
八助 | はちすけ | 青森県南部と岩手県北部の在来種。通称、八助梅。 |
美杏 | びあん | 酸味が少なく甘みも多いため生食に適しており、加工品にも使われる。 |
平和 | へいわ | 大正初期の偶発実生。国内産の80%のシェアをもつ。 |
豊後 | ぶんご | 青森県の杏の種類で、杏と梅を掛け合わせた品種。 |
満州杏 | まんしゅうあんず | 中国北部(旧満州地方)から朝鮮半島北部にかけて分布している種類の杏。果実は7g前後で利用されることはない。 |
蒙古杏 | もうこあんず | 中国西部からロシアのシベリア地方にかけて分布している野生種。果肉は食べないが、種子を杏仁にして漢方薬などに利用される。 |
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